文化庁の展覧会促進策について気になる記事

国家補償で海外美術品借りやすく 文化庁が展覧会促進策
http://www.kyoto-np.co.jp/article.php?mid=P2009081400105&genre=M1&area=Z10
　文化庁は１４日までに、国内での展覧会用に海外から借りた絵画や彫刻などが破損したり盗難に遭った際に、国が展覧会主催者らに代わって損害の大部分を賠償する国家補償制度を創設する方針を固めた。

　海外の美術品を借りる場合、現在は展覧会主催者が事故に備え民間会社と掛け捨ての保険契約を結んでいるが、テロの影響などで保険料が高騰。国家補償制度は、主催者の負担を抑えて展覧会の開催を促進、世界の優れた作品を紹介する機会を増やす狙いだ。

　今後、有識者会議で対象となる施設の範囲や補償限度額などを議論、来年の通常国会に新法を提出する。

　文化庁によると、２００１年の米中枢同時テロ以降、美術品輸送の事故リスクが高く算定されるようになり、作品総評価額が計１千億円のケースでは、保険料が従来の１億５千万円から、２億５千万円程度まで上昇。保険料が重荷となり、借りる点数を減らしたり、展覧会開催を断念する事態も起きているという。

テロなり海賊なりがこういうところでも影響が…