mittsuの日記

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室町期の酒屋跡発見について気になる記事

酒屋跡か、室町期の町家 下京 地下には麹室も
http://www.kyoto-np.co.jp/article.php?mid=P2008080600217&genre=M2&area=K00
 京都市下京区烏丸通綾小路西入ルの発掘調査で、室町時代前期(14世紀後半)の酒屋とみられる町家跡が見つかり6日、市埋蔵文化財研究所が発表した。醸造の甕(かめ)を据えた多数の穴や、麹(こうじ)を育てる地下倉庫、井戸など酒造業の施設がそろっていた。

 ビル建設に伴い5月上旬から585平方メートルを調査。甕跡は直径70センチ、深さ25センチの円形で38個確認された。東西3−6列、南北15列に整然と並んでいた。地下倉庫は東西5メートル、南北2・5メートル、深さ1メートル。地中の湿気を遮る「すのこ」を支えたとみられる礎石が残っており、麹室の可能性が高いという。

 礎石など町家跡も良好に残り、幅10メートル、奥行き30メートルの「うなぎの寝床」だったとみられる。通り沿いに店舗、奥に作業場と井戸、通りから奥まで突き抜ける「通り庭」があり、現在とよく似た京町家の構造という。甕の破片は人為的に壊されており、1419年、幕府が出した麹づくりの禁令に従わなかった制裁の可能性があるという。

 室町時代の京は酒どころ。300軒以上の酒屋が並び、高利貸を兼業し財を蓄えたという。市埋文研は「現場は町衆の町として栄えた下京の中心地。山鉾が出され始めたころの祇園祭を、経済的にバックアップした酒屋だろう」と話している。
 現地説明会は9日午前10時から。問い合わせは現場事務所TEL075(344)2602へ。

1419年というと義持期で、一揆もあったことと思う、裕福な町衆の元と思うと、非常に興味深い、
この件の色々な記事を見て見たい。
四条烏丸付近と言えばやはり祇園祭を支えた町衆ということで、相当力があった所では、、と思う。


現地説明会案内
http://www.kyoto-arc.or.jp/setumeikai2.html

平安京左京五条三坊九町跡における
発掘調査の説明会について   
 
(財)京都市埋蔵文化財研究所では,今年5月から平安京左京五条三坊九町跡において発掘調査を実施しています。その結果,室町時代の酒屋と考えられる埋め甕群や室跡を検出しました。つきましては,発掘調査の説明会を下記のとおり現地にて行いますのでお知らせします。


    日  時: 2008年8月9日 (土) 午前10時から11時まで
    場  所: 京都市下京区綾小路通烏丸西入る(地図参照)
    問い合せ: 現場事務所 TEL 075−344−2602
    交  通: 市営地下鉄烏丸線四条駅・阪急京都線烏丸駅・市バス四条烏丸下車 
          四条烏丸交差点より一筋南へ下り,西へ60m入る
        (地下構内からは「出口23」住友信託銀行口を利用されると便利です。)

※お願い 駐車場がありませんので車での来場はご遠慮下さい。