mittsuの日記

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ハイビジョン特集 天才画家の肖像 江戸っ子浮世絵師、参上 〜歌川国芳〜

BShi 11月7日(水) 午後8:00〜9:50

宵越しの金は持たず、祭りと火事が何より好きで、地獄模様のドテラをはおるチャキチャキの江戸っ子絵師、それが幕末に活躍した歌川国芳(1797‐1861)である。
国芳は、水滸伝の英雄たちを描いた“武者絵”で一躍名を上げると、大判錦絵3枚を連ねたワイドスクリーンに胸のすくようなスペクタクル活劇を展開し、浮世絵に革命をもたらした。その一方、根っからのユーモリストで、動物たちをディズニー風に擬人化したり、絵文字や影絵遊びを取り入れるなど、アイデア満載の “戯画”で、不動の人気絵師となった。そして、浮世絵を弾圧した天保の改革の時代、国芳は意地と頓智で幕府の禁令をかいくぐり、落書き風“役者絵”や将軍や老中たちを揶揄した“風刺画”を発表、大向こうの拍手喝采を浴びた。
国芳はまた無類の猫好きだった。仕事場には数匹の猫が我が物顔にたむろし、出かけるときはいつも2〜3匹の猫を懐に入れていた。もちろん猫を描いた絵は数限りなく、別名「猫の絵師」と言われるほどである。
番組では、「吾輩は猫である」のように、愛猫の目を通して、国芳の人生やその江戸っ子絵師ぶりをユーモアたっぷりに紹介するとともに、国芳の多彩な絵の魅力をドキュメントする。