mittsuの日記

ダイアリーからブログへ移行しました。

下記から移動しました。

http://d.hatena.ne.jp/mittsu/


杉本家歳中覚の日々  〜京の町家200年のレシピ〜

3月27日(火)bs-hi 午後8:00〜9:50

京都の中心・・四条烏丸のすぐ南、周囲の喧騒が嘘のような佇まいを見せる旧家・杉本家。この洛中最大級の町家には、江戸時代以来連綿と伝統的な暮らしぶりが受け継がれている。
杉本家の居間には、1790年以来、しきたりや年中行事の決まりごとを子孫に伝えるべく、代々家人が書き続けてきた暮らしの覚え書き『歳中覚(さいちゅうおぼえ)』が置かれる。中でも興味深いのが日常の献立の記録だ。朔日(ついたち)は身欠きにしんと刻み昆布を炊いたもの、小豆のご飯。8のつく日はあらめと揚げの炊いたもの等々。そこに貫かれているのは、質素倹約を旨としながらも、季節のもの、土地のものを美味しく食べようという京の町衆の精神である。
杉本家は現在、九代目の秀太郎氏夫妻と娘の節子さん、歌子さんの四人家族。奉公人が三十人もいた時代ならいざ知らず、今や行事や家事を取り仕切るのは女手三人。春夏秋冬、四季折々にさまざまな行事が巡ってくる。冬はすす払いに正月の行事、そして春にはひな祭り、それらも全て『歳中覚』にのっとって取り仕切らねばならない。
番組では、杉本家の暮らしのバイブルともいうべき『歳中覚』を手がかりに、年中行事に彩られた杉本家の日々と見つめながら、時代の変化の中でなおも連綿と続く京の暮らしと食文化を浮かび上がらせる。

さすが国営放送NHKということにしておきたい、