mittsuの日記

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宝物館完成 寺宝展示始まる 左京、寂光院 胎内仏や絵巻初公開

http://www.kyoto-np.co.jp/article.php?mid=P2006102000066&genre=J1&area=K1D

 京都市左京区大原の寂光院に宝物館が完成し、寺宝の展示が始められた。6年前の本堂放火で焼損した旧本尊・地蔵菩薩立像(重文)に納められていた胎内仏や平家物語に登場する後白河法皇の大原御幸の様子を描いた江戸時代初期の絵巻などを初めて公開している。

 宝物館は本堂に向かう参道沿いに建てられた。鉄筋コンクリート一部2階建てで、延べ130平方メートル。収蔵庫も兼ねている。

 展示品は約30点。旧本尊の内部に納められていた約3000体の胎内仏(5−11センチ)や経典、横笛、唐・宋銭などの一部が今回初めて展示された。また厨子(ずし)の周囲に置かれ、焼損した小さな地蔵菩薩立像(5−12センチ)も常設で並べられた。従来は蔵に収められていた安永4(1775)年の東久邇宮織仁親王筆の「安徳天皇像」、その安徳天皇が壇ノ浦で入水した際に乗っていた龍船のものと伝わる船板片、琵琶などもあわせて公開されている。

 寂光院によると、前住職の故小松智光さんが宝物館建設を強く望んでいたといい、昨年の春に再建した本堂とともに建設を急いでいた。瀧澤智明住職は「小さな建物だが、先代も喜んでおられると思う。本堂が焼けた歴史を後世に伝え、大原御幸の世界を味わっていただきたい」と話す。
 寂光院は594年に聖徳太子が建立したと伝わり、平清盛の娘で安徳天皇の母・建礼門院が傍らに草庵を結んで平家のぼだいを弔った寺といわれる。平家滅亡後に後白河法皇建礼門院を訪ねる平家物語「大原御幸」の舞台でもある。

いつかお参りしたい。