雲間に十五夜、白く輝き 京で「中秋の名月」
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旧暦8月15日の中秋にあたる6日夜、京都市内では雲の切れ間に時折、明るい月が顔を出した。道行く人たちは名月に足を止め、秋の情緒を静かに味わった。
この日の月の出は午後5時。嵐山の渡月橋では、厚い雲を分けて午後7時50分ごろ、白く輝く十五夜の月が、ようやく空高く姿を現した。
そぞろ歩きの観光客や地元の住民たちは、ひんやりした風が渡る川べりに腰掛け、虫の音に耳を澄ませながら、ひととき月を仰いだ。近くの遊覧船乗り場では観月の催しもあり、琴や尺八の演奏が風情を高めていた。
年によって大きく日がずれる。