mittsuの日記

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「茶まつり」や「茶祖祭」など多彩に 製茶記念日に茶どころの行事

http://www.kyoto-np.co.jp/article.php?mid=P2006100100107&genre=I1&area=K20

 「製茶記念日」と日曜が重なった1日、京都府南部の山城地域各地で茶どころならではの行事が多彩に繰り広げられた。宇治市京田辺市で「茶まつり」があったほか、山城町では「茶祖祭」が営まれた。多くの観光客が宇治茶を味わい、歴史と奥深さを感じていた。

 ■秀吉にちなみ「名水汲上の儀」

 宇治市宇治橋周辺では、茶業の発展を祈る「宇治茶まつり」を、宇治茶祭奉賛会が開いた。豊臣秀吉の故事にちなんだ「名水汲(く)み上げの儀」などの祭典が営まれ、観光客約1万2000人が供茶の見物や茶席を楽しんだ。

 名水汲み上げの儀は、秀吉が宇治川の水で茶会を催した故事にちなんでいる。午前9時20分、宇治橋三の間に、狩ぎぬをまとった茶業者がおけを下ろして宇治川の水をくんだ。川沿いを行列し、近くの興聖寺に運んだ。

 続いて、興聖寺で式典が営まれた。茶壺(つぼ)の封を切る「茶壺口切りの儀」のあと、裏千家が供茶を担った。同寺などで茶席があったほか、宇治川の中の島では茶香服(ちゃかぶき)を手軽にした「お茶のみコンクール」なども開かれた。

 ■山城では先人しのぶ「茶祖祭」

 茶問屋が多く集まる山城町では、茶祖や茶業に携わった先人たちをしのぶ「茶祖祭」が、同町上狛の上狛南部集会所で営まれ、山城茶業組合や地元商工会の会員ら約40人が、先人に感謝をささげた。

 茶祖祭は同茶業組合が主催し、今年で122回目を迎えた。会場には茶祖の栄西禅師と明恵上人、物故者を祭った祭壇が築かれ、茶葉や魚などの供え物をささげた。

 神職祝詞を奏上した後、参加者が玉ぐしを供えて先人の苦労に思いをはせ、これからの茶業の発展を祈念した。同茶業組合の小嶋秀夫組合長は「先人が築き上げてきた茶の歴史を大切に守り、新しい世代に引き継いでいきたい」と話していた。

 ■一休寺参道では熟練の技を披露

 京田辺市薪の一休寺参道では、地元産の玉露の良さをアピールする「茶まつり」が開かれた。同寺は室町時代の茶人村田珠光ゆかりの地。観光客約500人が、手もみ製法の実演を見物したり、「おいしい茶の入れ方教室」で茶を味わった。

 農家などでつくる京田辺茶手揉(もみ)技術保存会の会員4人が、葉を持ち上げる様にもみ、しんから水分を出してあくを抜く工程「でんぐり」など熟練の技を目の前で披露した。

 茶の入れ方教室では、日本茶インストラクターの資格を持つ京田辺茶業青年団の団員たちが「湯冷まししてから入れるとおいしいですよ」と入れ方を実演した。
観光客は「実演は初めて見ます」と葉を手にとって手もみの技に感心したり、青年団がふるまう玉露を飲み、濃厚な味を堪能していた。
 このほか、宇治公民館宇治市宇治)では、50回目の市民素人茶香服大会があり、約80人が出場した。宇治製法を考案した永谷宗円の碑がある宇治田原町の郷之口会館で「茶まつり」、「玉露発祥之碑」(宇治市小倉町)近くで「小倉茶祭」が開かれた。

製茶記念日という日があるのもはじめて知った。