神秘さたたえる「お前立ち像」青蓮院に信徒奉納

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　京都市東山区の青蓮院で２７日、新潟県糸魚川産のヒスイ（翡翠）で作られた珍しい「お前立ち像」が奉納された。宝珠形にかたどられた像の中心部に本尊「熾盛光（しじょうこう）如来」を表す梵（ぼん）字がプラチナで埋め込まれた。秘仏の本尊前に安置され、１日から公開される。

　お前立ち像はヒスイ部分が直径２４センチ、高さ２１・５センチ。乳白色に美しい緑色がまだら模様に入っている。ヒスイの世界三大産地の一つとされる糸魚川で採取された。地元の信徒が代々引き継いできた原石を、金（きん）箔（ぱく）を施したケヤキ製の台座に載せて奉納した。
　糸魚川産のヒスイは現在、天然記念物に指定され、一般の採掘は禁じられている。東伏見慈晃門主は「こんな大きなヒスイの入手はほぼ不可能で、美しくパワーを感じる。本尊に代わって拝観していただくのにふさわしい」という。１０月１日の秋期大法要に合わせて宸殿や本堂で公開される。境内の拝観は有料。

個人的には必要ないのでは、と思ってしまう。