１４，１５日の行動１４

南禅寺の三門、水路閣を見て南禅寺の本坊の前まで来てしまったら、
流れからつい入ってしまった。５，６年前までは、なんとなく三門を
含めても雰囲気が良く、頻繁に来ていたが、その間、色々な禅寺などを
回っているうちに、今回見た印象は、大きく変わってしまった。
前は、綺麗な庭だとしか、思わなかった虎の子渡しの庭だったが、
今回は五山の上の庭としてみると、金地院と同じでなんとも意味の無い
残念な感じにしか見えなく、

南禅寺　虎の子渡しの庭 posted from フォト蔵

その後の探幽の水呑みの虎も、それ単体の価値としては最高の部類で美術品として一級品なのは非常に良く分かるが、
南禅寺と合っているかというと疑問が無い訳でもない、結局ここで見れるものはすべて家康時代のものばかりで、
亀山法皇時代の良いものはあまり見ることが出来なかった、結局、徳川の力を思い知らされた、という感想になって
しまうのかもしれない、南禅寺の武家面というのもうなずける感じでもあるが、徳川が目をつけたということも
考えるとやはり、その当時も良い由緒があったのだろうと思う、一般的には、三門もすばらしく、大方丈も
御所、清涼殿の移築というだけあり、優美で流麗な姿で、色々な庭も変化に富んでいて、飽きることは無い、
瀧の間は秋、夏とも自然の景観がすばらしくそこで、頂く抹茶、お菓子の味は格別だと思う。
個人的には和を体験するアミューズ的な印象を受けた感じだった。

御所清涼殿、移築の大方丈

南禅寺　大方丈 posted from フォト蔵
今回も瀧の間でお茶を頂いたが、お菓子が非常においしく、抹茶もそんなに点てたてという
わけではないと思うが非常においしかった、やっと気付いたが、滝といっても、良く見ると
水路閣が見え、その水を流し滝風に見せているようだったが、良い庭ではあると思う、
\500円であったが、良かったと思った、
滝ノ間

南禅寺　滝ノ間 posted from フォト蔵
今後は仏殿も公開して、現在の南禅寺の禅色を前面に出して、五山之上をアピールしないとまずいのではないかと余計なお世話だがそう思う。